■ ID
| 1189 |
■ 種類
| 学会発表 |
■ タイトル
| GAEZモデルを用いた温暖化による世界のトウモロコシ生産性の影響評価
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■ 著者
| 申龍熙
(独)国立環境研究所 高橋潔
(独)国立環境研究所 肱岡靖明
(独)国立環境研究所 花崎直太
(独)国立環境研究所 増冨祐司
埼玉県環境科学国際センター
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■ 出版元
| 日本農業気象学会 |
■ 出版年
| 2011 |
■ 誌名・巻・号・年
| 日本農業気象学会2011年全国大会、平成23年3月17日 |
■ 抄録・要旨
| 全球規模を対象とした作物生産モデルの一つであるGlobal Agro-Ecological Zones (GAEZ)モデルを用いて、世界のトウモロコシ生産性に対する気候変動の影響を定量的に評価した。その結果、各大陸の主要トウモロコシ生産国(アメリカ、中国、ブラジル、インドネシア、フランス、南アフリカ)の平均生産性は1990年代に比べ2020年代にはすべてのGHGsの排出シナリオで減少した(A1B: -8.8%、A2: -6.8%、B1: -7.5%)。生産量減少を示す予測の数を全体の予測の数で割って計算される生産量減少確率も、すべての排出シナリオで高かった(A1B: 83.3%、A2: 64.3%、B1: 88.2%)。2050年代の平均生産性は2020年代より大きく減少したが(A1B: -12.0%、A2: -12.4%、B1: -9.1%)、生産量減少確率はA2シナリオで増加した。2080年代は他の期間より平均生産性が減少し、特にA2シナリオで大幅に減少した(A1B: -16.2%、A2: -22.0%、B1: -10.2%)。
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